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第12回 19世紀のクラシック家具様式とは?②
引用 Wikipedia 産業革命 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Powerloom_weaving_in_1835.jpg
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最近クラシック家具のお店に入社した新人販売員。
ロリータファッションなど可愛いものが好き。

長年クラシック家具のお店に勤めるベテラン販売員。
冷静だが家具の事になると熱く語りだすクラシック家具愛にあふれた先輩。
産業革命の時期に登場した家具とは?

19世紀には、産業革命の進展により機械化が進み、大量生産が可能となるなどの大きな変化が起こりました



19世紀(後期)の大きな出来事



引用 Wikipedia 産業革命 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Powerloom_weaving_in_1835.jpg
引用 Wikipedia 文明開化 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:BunmeiKaika.jpg





19世紀の家具様式たち

量産化の波 ルイ・フィリップ様式
フランスの王ルイ・フィリップ(在位:1830年–1848年)の治世に流行した建築・デザイン様式です。
ブルボン家の復活を拒否した市民層出身のルイ・フィリップが王位を握った時期でした。


ルイ・フィリップ(フランス王)
ルイ・フィリップ(1773年–1850年)は、フランスの七月王政(1830年–1848年)の初代王でした。ブルボン家の復位を拒否し、1830年の七月革命後に即位しました。その治世は市民階級の支持を得ました。
1830年の七月革命後に即位し、君主制を復活させましたが、貴族的な豪華さを避け、市民的な姿勢を強調しました。彼の治世は近代的な経済やインフラの発展を促進しましたが、1848年の革命で退位し、フランスは再び共和制に移行しました。
引用 Wikipedia ルイ・フィリップ https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1841_portrait_painting_of_Louis_Philippe_I_(King_of_the_French)_by_Winterhalter.jpg







帝国様式の変化 ナポレオン3世様式
ナポレオン3世様式は、ナポレオン3世の治世(1852–1870年)にフランスで発展した建築・インテリアデザインのスタイル主に第二帝政時代のフランスを象徴します


ナポレオン3世(シャルル・ルイ=ナポレオン・ボナパルト)
ナポレオン1世の甥で1852年に皇帝に即位。「ナポレオン3世」となり、第二帝政を開始した。
1850年代は「権威帝政」と呼ばれる強圧支配を敷いたが、1860年代頃から「自由帝政」と呼ばれる議会を尊重した統治へと徐々に移行した
引用 Wikipedia https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Franz_Xaver_Winterhalter_Napoleon_III.jpg




パリのオペラ座(ガルニエ宮殿)
ナポレオン3世の時代の都市改造の一環として建設され、ナポレオン3世様式を代表する建物です。
豪華で装飾的なデザインや壮大な規模、パリの近代化を象徴する役割を果たし、ナポレオン3世の権力と威厳を表現しています。
引用 Wikipedia ガルニエ宮 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Paris_Palais_Garnier_2010-04-06_16.55.07.jpg


折衷的な様式であり他様々な家具様式が取り入れられました。


華やかに重なる美 ヴィクトリアン様式
ヴィクトリアン様式は、イギリスのヴィクトリア女王(在位:1837年–1901年)の時代に流行した建築・デザインのスタイルです。この時代は産業革命と社会的変革の時期でありヴィクトリア女王の治世の長さと、イギリスの帝国主義時代の影響が反映されました



アレクサンドリナ・ヴィクトリア(ヴィクトリア女王)
ヴィクトリア女王はイギリスのヴィクトリア朝時代(1837年–1901年)を象徴する人物であり、イギリスの工業革命や帝国主義の拡大を促しヴィクトリア朝時代を形作りました。
彼女の治世を通して社会的・政治的変革を促し、工業革命を支援し、イギリス帝国の最大の拡大期を迎えました。
引用 Wikipedia ヴィクトリア(イギリス女王) https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Coronation_portrait_of_Queen_Victoria_-_Hayter_1838.jpg



セント・パンクラス駅
イギリス・ロンドンの主要な鉄道駅のひとつで、ヴィクトリアン様式の建築として有名です。
1850年に開業され、ヴィクトリア女王の治世下で建設が進められました。この駅は、産業革命と鉄道網の拡大を象徴する施設として、ヴィクトリア時代の発展を反映しています。
ゴシック・リバイバルや、鉄道技術の革新を取り入れた壮大な建築です。ヴィクトリア朝時代の好まれたデザインが感じられます。
引用 wikipedia https://commons.wikimedia.org/wiki/File:St_Pancras_Railway_Station_2012-06-23.jpg











19世紀のクラシック家具様式は建築・家具において様々な様式が展開されています
そしてメゾン・ド・マルシェではクラシック家具を取り扱っております
19世紀の家具様式を是非店舗でご覧ください
もっと詳しい19世紀の家具様式やヴィクトリアン様式の解説はここから↓↓
19世紀の家具様式解説トピックス ~19世紀のクラシック様式~ 古典の輝きが息づく時代
ヴィクトリアン様式解説トピックス ~英国の黄金時代を彩るヴィクトリア女王様式~ 家具デザインの歴史
まとめ
“19世紀の家具様式②”として今回は19世紀の家具様式(後期)について学びました。
今回紹介したものは19世紀の家具様式の一部です。
紹介したもの、またそれら以外も19世紀の家具様式の魅力ある文化たちを是非もっと調べてみてください!
当店では素敵なクラシック家具を多数ご用意しております♪