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「クラシック家具の“美しい脚”たちに注目!」

~目次~
1.クラシックスタイル家具の魅力は「脚」にあり
2.クラシックスタイル家具の脚の種類と特徴
2-1. カブリオールレッグ(猫脚)
2-2. バルボスレッグ
2-3. ツイストレッグ
2-4. リードレッグ
2-5. フルーティングレッグ
2-6. テーパードレッグ
3.クラシックスタイル家具の脚がもたらす空間の魅力
4.まとめ

 

1.クラシックスタイル家具の魅力は「脚」にあり

クラシックスタイルの家具って、見た目が豪華で魅力的ですよね。でも、その美しさのポイントは実は「脚」にあるんです!もちろん、装飾や素材も大切ですが、家具の脚デザインがその全体の印象を大きく決めるんですよ。

例えば、優雅にカーブを描いた「猫脚」や、重厚感たっぷりの「太い脚」、繊細な彫刻が施された細い脚など、それぞれの脚が家具に個性を与え、部屋の雰囲気をぐっと引き立てます。これらの脚がもたらす美しさって、ただ見た目だけじゃなく、空間に深みを加えてくれるんです。
今回は、そんなクラシック家具の「脚」に焦点を当てて、代表的な種類やその魅力を紹介していきます。ぜひ、家具選びの参考にしてみてくださいね。ちょっとした脚の違いで、あなたのお部屋の印象もガラリと変わるかもしれませんよ!

 

 

2.クラシックスタイル家具の脚の種類と特徴

クラシックスタイルの家具には、長い歴史を持つ素敵な脚のデザインがたくさんあります。それぞれのデザインには、時代ごとの美意識や職人技が感じられるんです。ここでは、そんなクラシック家具の代表的な脚スタイルをご紹介していきますね。
どれも一味違った魅力を持っているので、家具選びの参考にしてみてください!

 

2-1. カブリオールレッグ(猫脚)

カブリオールレッグ、つまり「猫脚」と聞いて、すぐに美しい曲線を思い浮かべる方も多いかもしれません。これは、18世紀フランスのルイ15世時代、いわゆるロココ様式の家具に見られる、優雅で女性的なデザインなんです。

カブリオールレッグの一番の魅力は、脚の部分が流れるようなS字カーブを描いていること。上の方が外側に広がり、下の方が内側に収束するそのラインは、まるで動物の優雅な脚のような美しさです。実は、このデザインは猫や鹿の脚からインスパイアされていると言われていて、自然界の美しさをそのまま取り入れているんですね。

そして、脚先に注目!カブリオールレッグの先端部分は、いろんな形で仕上げられています。例えば…

 

パッドフット(丸くて柔らかい足先)
クローフット(動物の爪を模した彫刻的なデザイン)
ボール・アンド・クロウ(鷲の足のようにボールを掴んだデザイン)

 

これらのデザインが、カブリオールレッグにさらに豊かな表情を与えて、家具全体の格を高めてくれます。

カブリオールレッグは、特にチェアやテーブル、キャビネットに使われることが多いんですが、その繊細な曲線が空間に優雅さをプラスして、気品あふれる雰囲気を作り出します。ロココ様式だけじゃなく、イギリスのクイーン・アン様式やチッペンデール様式にも登場し、地域や時代によって少しずつ異なる特徴を見せるところも魅力のひとつです。

をくり

 

ロココ様式について詳しくはこちらをClick
クイーン・アン様式について詳しくはこちらをClick
チッペンデール様式について詳しくはこちらをClick

 

2-2. バルボスレッグ

バルボスレッグは、クラシック家具でよく見かける、丸みを帯びた膨らみが特徴的な脚のデザインです。この脚の魅力は、立体的な装飾が施されているところ。家具に豪華さや重厚感を与え、見る人を惹きつけます。

特に18世紀のフランスやイギリスの家具でよく見られ、この時代のクラシックなスタイルには欠かせないデザインです。バルボスレッグにはいくつかのバリエーションがあり、それぞれが異なる魅力を持っています。ここでは、その代表的なデザインを紹介します。

 

a. ボビンレッグ(ボビンターニングレッグ)

ボビンレッグは、細かい円柱が重なり合ったデザインで、非常にユニークで魅力的。特にヴィクトリアン時代の家具で見られることが多く、時には「スピンドルレッグ」とも呼ばれます。このデザインの面白いところは、その精緻で立体感のある形状。円柱が積み重なっているため、視覚的に動きが感じられ、エレガントな印象を与えます。特に小さなサイドテーブルやチェアなど、装飾的な家具にぴったりです。手作りで仕上げられることが多く、一つ一つに職人の技が感じられるのもポイント!

 

b. カップ・アンド・カバー

カップ・アンド・カバーは、球形のボールがカップの上に乗ったようなデザイン。ルネサンスやバロック様式の影響を受けていて、非常に華やかで優雅な印象です。このデザインは、特にテーブルやキャビネット、サイドチェアに使われることが多く、豪華さをプラスしてくれます。

 

c. メロンバルブ/パイナップルレッグ

メロンバルブやパイナップルレッグは、文字通りメロンやパイナップルの果実に似た形状をしている脚のデザインです。これらの脚は、インテリアに独特で華やかな雰囲気を加え、重厚感を持ちながらも装飾性が強調されます。特に豪華で装飾的な家具にぴったりです。

 

d. 花瓶型

花瓶型のバルボスレッグは、丸みを帯びた花瓶のような形が特徴。シンプルで直線的なデザインと対照的に使われることが多く、その柔らかなラインが家具に優雅さを与えます。豪華でありながらも、優しい印象を作り出してくれるんです。

バルボスレッグは、そのバリエーションの豊富さから、どんなスタイルのクラシック家具にもぴったり。装飾的な要素が家具を引き立て、空間に華やかさや高級感をプラスします。あなたの家具にも、ぜひバルボスレッグを取り入れてみてください!

 

 

2-3. ツイストレッグ

ツイストレッグって、名前の通り、木の脚をねじって(ツイスト)作るデザインなんです。らせん状に彫刻されたそのフォルムが、とてもダイナミックで美しい!この技法は、17世紀のイギリスのジャコビアン様式の家具でよく見られ、今でもずっと人気があります。

曲線的で動きのあるデザインは、重厚なクラシック家具に軽やかさや華やかさをプラスしてくれます。そして、手仕事の精密な細工が家具の格を上げるポイントにもなっています。

ツイストレッグにもいくつか種類があって、それぞれに個性があります。さっそく見ていきましょう!

 

a. ダブルツイスト

ダブルツイストは、2本のらせんが絡み合うように彫られたデザイン。これ、かなり精緻で手間のかかる技法なので、高級家具に多く使われます。見た目も豪華で、重厚さの中に繊細な美しさが感じられますよ。

 

b. ツイストターン

ツイストターンは、ねじり部分と真っ直ぐな部分が交互に組み合わさったデザインです。これ、リズム感があってとても楽しい感じに仕上がります。家具に動きが生まれて、特にテーブルやチェアの脚に使われることが多いです。

 

c. バーリーシュガー・ターン

バーリーシュガー・ターンは、名前がちょっとユニーク。大麦糖(バーリーシュガー)に由来するんです。太めで丸みを帯びたツイストが特徴で、17世紀後半にイギリスで流行しました。丈夫でありながら装飾的な美しさがあり、人気を集めました。

 

d. バーリー・ツイスト

バーリー・ツイストも、バーリーシュガー・ターンに似たデザインで、太いねじりが特徴。オーク材などの重い木材との相性が抜群で、堂々とした存在感を放ちます。チェアの脚やテーブルの支柱部分に多く使われ、目立つ場所でその魅力を発揮します。

 

e. プレイン・ツイスト

プレイン・ツイストは、比較的シンプルな一重のらせん加工。装飾が控えめで、クラシックながらもすっきりとした印象を与えてくれます。落ち着いた空間作りを目指すインテリアにぴったりのデザインです。

 

 

ツイストレッグの魅力
ツイストレッグの魅力は、ただの装飾にとどまらず、家具全体にリズムや躍動感を与えてくれるところです。ねじれた模様に光が当たると陰影ができて、立体感が増して、さらにドラマティックに。時代を越えて愛され続けるツイストレッグは、クラシックなインテリアにぴったり。トラディショナルな空間にも絶妙にマッチしますよ。

職人の丁寧な手仕事が感じられるツイストレッグは、家具を単なる道具から「芸術品」に変えてくれる力を持っているんです。

 

 

2-4. リードレッグ

リードレッグは、細くて直線的なデザインが特徴的な脚。クラシックな家具にぴったりのシンプルな美しさが魅力です。リードレッグの特徴は、縦に細長く彫られた凹凸(リード)の彫刻。この彫刻が、家具に精緻で洗練された印象を与えて、古典的な美しさを際立たせます。

 

18世紀のジョージアン様式の家具に多く見られ、このスタイルでは直線的なフォルムが強調され、優雅でありながら過度な装飾を避けて、シンプルで上品な雰囲気を作り出します。

リードレッグにはいくつかのバリエーションがあって、主に彫刻の深さや形状によって違いが出ます。

 

リードの幅と深さ リードレッグの彫刻が浅ければ、細かい溝が並び、繊細で精緻な印象に。逆に、深く彫られたリードは強調されたデザインとなり、視覚的なインパクトを与えます。彫り方によって、家具の印象が大きく変わるんです。

 

細い直線と曲線の調和 リードレッグは、直線的な彫刻と緩やかな曲線が絶妙に調和しています。これが、家具全体に動きとリズムを加えて、より優雅な印象を作り出します。細身で繊細なデザインが特徴で、特にダイニングチェアやテーブルの脚に多く使われ、どんな部屋にもぴったりです。

 

ジョージアン様式について詳しくはこちらをClick

 

 

2-5. フルーティングレッグ

神戸 家具

 

フルーティングレッグは、縦に並んだ凹凸が特徴的なデザインで、クラシック家具の脚でとても人気があります。この「フルーティング」とは、浅く彫られた縦じまのようなのこと。これが脚全体に施されることで、シンプルながらも装飾的な要素が加わり、上品な印象を与えます。

このデザインは、ロココ様式やジョージアン様式の家具によく見られます。細かく均等に並んだフルート(溝)は、家具にエレガントな動きを加えて、光が当たると、溝が光沢と陰影を生み出して、立体感のある深みを演出します。

 

ロココ様式について詳しくはこちらをClick
ジョージアン様式について詳しくはこちらをClick

 

 

フルーティングレッグには、溝の深さや幅によっていくつかのバリエーションがあり、それぞれ家具の印象を大きく変えます。

 

浅いフルート

浅めの溝が均等に並んだフルーティングは、細かく繊細な印象を与え、軽やかさと上品さが引き立ちます。このデザインは、リビングやダイニングチェア、テーブルなど、クラシックスタイルの家具にぴったりです。

 

深いフルート

深めの溝が施されたフルーティングレッグは、より力強さと重厚感を与えます。ロココ様式やネオクラシックスタイルの家具に多く見られるデザインで、視覚的にインパクトがあり、空間に存在感を与えることができます。

 

フルーティングレッグを使った家具

ダイニングテーブル
フルーティングレッグを持つダイニングテーブルは、食卓に繊細な装飾性を加え、エレガントで温かみのある空間を作り上げます。光の反射でテーブル全体が柔らかく輝くような印象になりますね。

 

サイドチェアやアームチェア
フルーティングレッグを使ったチェアは、座面のデザインと相まって上品でありながらも温かみのある印象を与えます。クラシックなインテリアにぴったり調和し、重厚感と軽やかな装飾性を兼ね備えています。

 

ローテーブル
ローテーブルにフルーティングレッグを施すと、視覚的に高さを感じさせつつ、空間に軽やかさもプラスできます。シンプルでありながら美しい装飾が、リビングに華やかさを添えることができますよ。

 

フルーティングレッグの魅力は、その装飾性とシンプルさの絶妙なバランスです。直線的なデザインながら、繊細な溝が家具に動きを与えて、空間全体に優雅さと高級感をもたらします。クラシックなデザインでありながら、現代のインテリアにも合わせやすく、普遍的な美しさを持っているんです。

 

 

2-6. テーパードレッグ

テーパードレッグは、上が太くて下に向かって細くなるデザインの脚のこと。「先細りの脚」という意味で、シンプルでスッキリとしたシルエットが特徴です。

このデザインは、18世紀後半の新古典主義スタイル(ネオクラシシズム様式)で流行しました。ルイ16世様式やジョージアンスタイル、さらには19世紀初頭のリージェンシースタイルでもよく使われています。重厚で装飾的な脚が多かった時代に、テーパードレッグは軽やかさと洗練された雰囲気を引き立てるために選ばれました。

 

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テーパードレッグの特徴

直線的な美しさ
シンプルな直線美が特徴で、派手な装飾は控えめ。これが、家具全体に上品でスマートな印象を与えます。

 

先細りのフォルム
上から下にかけて細くなり、重厚感を出し過ぎず、家具に軽やかさとバランスの良さをもたらします。細くなることで空間が広く見える効果もあり、エレガントな印象を作るのにぴったりです。

 

多様な仕上げ
ストレートなシンプルなタイプのものから、細かいフルーティング(縦溝彫刻)が施されたもの、四角い断面を持つタイプまでバリエーションも豊富。中には、脚先に真鍮のキャスターや金属のキャップがついているものもあり、ちょっとしたアクセントになります。

 

テーパードレッグが使われる家具
テーパードレッグは、ダイニングテーブルやコンソールテーブル、チェスト、デスク、チェアなど、いろんな家具に使われます。特に、洗練された印象を大切にするクラシックな家具にはよく見られます。

 

テーパードレッグの魅力
テーパードレッグの最大の魅力は、その繊細なバランス感覚です。クラシックな装飾性を保ちながら、過剰に重くならず、優雅で軽やかなスタイルを実現しています。クラシック家具でありながら、空間に圧迫感を与えることなく、現代の住空間にもぴったり合うデザインです。

 

 

3. クラシックスタイル家具の脚がもたらす空間の魅力

クラシック家具の脚って、実はただの「支え」ではなく、空間全体の印象を大きく変えるデザイン要素なんです。脚の形ひとつで、家具の雰囲気や、部屋全体に与える印象がまったく違ってきます。

 

優雅さと繊細さを演出する

例えば、カブリオールレッグ(猫脚)のような曲線的なデザインの脚は、空間に優雅で女性的な雰囲気を加えてくれます。しなやかなカーブが、見る人に柔らかさや親しみを感じさせ、リビングやサロンなどのくつろぎの場所にぴったり。さらに、フルーテッドレッグやリーディングレッグのように繊細な彫刻が施された脚は、上品で洗練された印象を与え、部屋全体に格式のある雰囲気を演出してくれます。

 

堂々たる存在感を強調する

一方で、バルボスレッグやバーリー・ツイストなど、重厚で力強い脚は、空間に威厳と安定感をもたらします。どっしりとしたデザインは家具自体に強い存在感を持たせ、部屋全体に落ち着きと荘厳な雰囲気をプラス。書斎やダイニングなど、しっかりとした空間を作りたい場所にぴったりです。

 

空間に軽やかさとリズムを生み出す

テーパード(先細り)した細身の脚や、ツイスト加工が施されたツイストレッグは、空間に軽やかさと動きのあるリズムを加えます。特にツイストレッグのらせん状のラインは、光を受けて陰影が生まれ、静かな空間にも豊かな表情を持たせてくれます。これにより、クラシックなインテリアでも生き生きとした印象を与えることができます。

 

デザインの選び方が空間の印象を決める

こんなふうに、クラシック家具の脚のデザインは、それぞれが独特の個性と空間効果を持っています。部屋の広さや天井の高さ、目的や演出したい雰囲気に合わせて、最適な脚のデザインを選ぶことが大切。たったひとつの家具を選ぶだけで、空間全体がガラッと変わることもあるんですよ。

 

 

4. まとめ

クラシックスタイルの家具の魅力って、何と言っても細部にまでこだわった美しいデザインです。特に「脚」のデザインは、家具全体の印象を大きく変える重要なポイント。

 

この記事では、優雅なカーブが特徴のカブリオールレッグ(猫脚)、力強い装飾が施されたバルボスレッグ、ねじり模様が印象的なツイストレッグ、縦の装飾線が美しいリードレッグやフルーティングレッグ、そしてシンプルで現代空間にもぴったりなテイパードレッグなど、さまざまなクラシック家具の脚をご紹介しました。

 

それぞれの脚には、

歴史背景

様式美

職人技術

といった奥深いストーリーが込められていて、どれも見る人を魅了するデザインばかり。

クラシック家具は、単なる「古いもの」ではなく、時代を超えて愛され続ける普遍的な美しさと、空間に格調と温かみを加える力を持っています。

 

もし、クラシックな家具に興味があるなら、まずは「脚」のデザインに注目してみてください。自分の好きな脚のデザインを見つけたら、きっとお気に入りの一品に出会えるはずです。

 

メゾン・ド・マルシェでは、今回紹介したような本格的なクラシック家具をたくさん取り揃えています。実際に家具を見て、脚の美しさや存在感を体感してみてください。ぜひ、お気軽にご来店くださいね。

クラシック家具と一緒に、あなたの空間に上質な時間をプラスしてみませんか?

 

 

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