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リージェンシースタイル

今回はフランス皇帝ナポレオンが活躍した時代に

イギリスで始まり世界各国で流行した

デザインリージェンシースタイルスタイルを

ご紹介します。

 

リージェンシー様式は、

1790~1830年頃までイギリスで流行したスタイルです。

 

英国王ジョージ3世の晩年にあたる19世紀前半、

皇太子であった後のジョージ4世「リージェント(摂政)」

として政務を行っていたことから、

彼の時代は「リージェンシー」と呼ばれています。 

見られた建築様式・インテリアスタイルで、リージェンシーという名前は

摂政を表す英単語「リージェント」が由来となっています。

 

芸術愛好家であるリージェンシー公のサロンで

広まったリージェンシー様式は、フランスの

アンピール様式や古代ギリシャ家具のシンプルな構成、

古代ローマの大理石やブロンズ製の豪勢な家具形態や

古代エジプトの装飾、中国、日本の影響も

みられる折衷スタイルです。

 

リージェンシー様式を推進した人物として

建築家のヘンリー・ホランド、家具デザイナーの

ジョージ・スミス、そして最も注目されたのが

デザイナーのトーマス・ホープです。

メゾンドマルシェでは

ジャンセン社製のリージェンシースタイルの

ダイニングテーブルやチェアーをご用意いたしております。

神戸 家具

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神戸店にて展示販売中

 

 

ホープは、ギリシャとエジプトの装飾品を英国の

家具デザインに採用し。1807年に出版された

家庭用家具とインテリアの装飾にそれらのアイデアを

初めて紹介しました。しかし当時の批評家から

「単なる古代の模写に過ぎない」と批評を受けました。

当時のイギリス市民にとっては異国趣味以上の

何物でもなかったようです。フランスでは、1804年に

ナポレオンがフランス皇帝(エンペラー)となると、

皇族や貴族の間で流行していた贅沢なバロック様式の

華美な装飾は否定的に取られ排除されます。この頃始まった

「エンパイアスタイル」と呼ばれるデザインは、

基本的に大変シンプルでした。

 

 

ナポレオンは古代ローマ時代の皇帝と自分を重ね、

強い自分を誇示するため、パリに古代ギリシャ・ローマ風の

建築を建てさせました。エンパイアスタイルは、

このような背景で発展したギリシャ・ローマ様式と

エジプト様式をミックスした、古代のデザインの

19世紀的解釈といえます。

 

 

エトワール凱旋門やマドレーヌ寺院、

ヴァンドーム広場のコラム(円柱)などが、

この時期につくられた代表的なエンパイアスタイルの

建築物です。フランス人にとってアンビール様式は

ナポレオン帝政を権威つける十分な存在理由があり

リージェンシスタイルの家具も人気を博しました。

 

この後に来るヴィクトリア時代は、産業革命で英国の

中産階級が大きく力をもち、それまで特別な人々のためで

あった家具が、力を持ち始めた中産階級にも手が届くように、

数多く作られるようになり、家具の作成工程が一部機械化され始めます。

このことから、この時代の家具は、手仕事の粋を極めた最後の

オリジナルであったといえるかもしれません。

 

リージェンシー時代の家具に使用された木材は濃くて重く、

マホガニーはベニヤでも使用されていました。

ローズウッドは1800年以降、キャビネット用に使用される

木になりました。サテンの木材は、特にリージェンシースタイルの

初期段階で使用されていました。黒檀やゼブラの木のような

他のエキゾチックな木材は真鍮のはめ込み細工と

組み合わせて使用​​しました。アンティークのギリシャと

ローマのイメージから制作された装飾品で、最も古くから

使われてきたデザインは古典的な古代のマスク、ライオンの顔、

ライオンと他の足、カリアチス、白鳥とイルカなどでした。

家具も装飾され、真鍮から切り落とされた装飾が施されます。

椅子やテーブルの脚に金属の装飾、ルーズリングハンドル、

ライオンマスク付きのものでした。ローズウッドとマホガニーの

家具には、細いバンディングやストリングスのラインがあり、

木材と真鍮とのコントラストがよく似ています。

 

 

【サーベルレッグ】

 

文字通り「サーベル/剣」のような脚シャープな

ラインを描く外方向にむかって優美な曲線で開放脚を

意匠とするデザインの脚です。サーベルレッグは、

もともとは古代ギリシャに由来をもつモチーフです。

19世紀初頭のギリシャ風シェラトンチェアでリバイバルし、

その脚の表現として定番のひとつとなりました。

ローズウッドのゲームテーブルのリードレッグ

 

 

【リーデッド・レッグ(Reeded leg)】

一連の丸い尾根または溝が規則的な間隔で垂直に刻まれたタイプ

古代ギリシアおよびローマのモチーフの後にモデル化されました。

リージェンシー、エンパイアのスタイルで栄えました。

 

【リング・ターン(Ring turned)】

この時代までは椅子の前足や後ろ脚など一部分が

捻じられてたチェアーもありましたが残りの部分は

断面か正方形または長方形でした。

リチャードプライスが発表したチェアーはすべての

部分が捻じられた状態でデザインされていました。

 

【トラファルガーチェア (Trafalgar Chair)】

5世紀頃にギリシャで流行った、

「クリスモス(Klismos)」チェアー を原型にリデザインされた物です。

当時家具に使用されていた木材で一番高価だったのは

ローズウッドでした。今までの流行のシンプルさよりも、

派手な装飾趣味へとファッションが移行していく最中で、

人々は、シェラトン(Sheraton)スタイルの単色の

マホガニーやサテンウッドよりも、独特の縞模様を

持ったローズウッド(Rosewood)を好み、その需要に

よって、ブラジルからの木材の貿易量が増加。さらに、

1808年の英国とポルトガルとの貿易条約の締結によって

その輸入量が一挙に飛躍したのでした。

 

杢目が入ったブラジリアン・ローズウッド

その代替品として輸入量が増加したゴンカロ・アルヴェスも、

その独特な黄色からオレンジ、やや濃茶のカラフルな

縞模様で次第に人々の関心を集め出すのでした。

ゴンカロ・アルヴェスはブラジル産で、18世紀の中頃から

英国に輸出され始めたと記録にあります。その頃の著名な

家具作家(製作会社)ギローズ(Gillows)や

モレル・アンド・ヒューズ

(Morel and Hughes、ウインザー城にも家具を納めている事で有名)

などが、1820年から1850年ごろの間に、この木を使った家具を

多く作っている事実が知られています。当時はその特徴のある

縞模様からゼブラウッド(Zebrawood)とも呼ばれ、

クロスバンディング(Crossbanding)などの装飾用として、

主に使われていました。ちなみに、その縞模様のため、

北アメリカではタイガーウッド(Tigerwood)と言う名で

呼ばれていました。また、別名でトラファルガーチェア

とも呼ばれました。1805年、ネルソン司令官は

トラファルガーの戦いでフランス・スペイン艦隊の22隻を破壊し、

イギリスの船を1隻も失うことなく勝利しました。

それは英国最大の海軍の勝利であり、勝利と

ネルソンの英雄的死は、すべての海軍の英国の

熱狂を鼓舞しました。特徴は背もたれの上の部分に

つくロープのような持ち手と、セイバー・フットを

用いたデザインで、海戦で勝ったイギリスでは

こういった船に関するモチーフが流行したそうで

ネルソン・チェアーと呼ばれる程、ネルソンが

好んで使用していたとされています。

 

【Caryatid(カリアチット)】

家具の装飾的な支持体として組み込まれている

人間の姿を表しています(通常は女性)。

この名前は古代ギリシャの建築に由来し、

女性の名前が付けられています(伝説によると、

戦争の敗北時にはギリシャ人に奴隷化され、

頭に重い負担を強いることになりました)。

エンパイア、リージェンシーや他の華やかな

新古典主義の家具のスタイルにも見られ

18世紀後半から19世紀初頭。

テーブルの脚、寝台のポスト、キャビネットスタンド

などとして使用されました。

 

[オルモル]

このタイプの装飾は、金に似せて金メッキされた

金属合金で作られており、オルモルは家具だけでなく、

他の種類の骨董品にも装飾的な装飾として縁や角に

採用されます。また、時間の経過とともにエッジが

摩耗するのを防止するために、家具などの

コーナー部分の保護を目的として使用されました。

共通のモチーフにはリボン、弓、葉、小花などがあります。

広くエンパイアとリージェンシーの作品で使用されました。

[モノポデイア]
建築用語で複合語 MONOは単一の(モノレール等)、

PODIAはPODIUMの複数形で台、土台という意味です。

古代エジプトの神殿建築に見られたもので、一柱の神の

彫刻をあしらった柱や壁が土台となり屋根を支えている

構造です。リージェンシー期に入り、ネオクラシカルの

モチーフが更に古代エジプトまで遡り、エンパイヤー様式に

発展していきました。特に、動物の頭と爪脚からなる足形は、

椅子、テーブル、サイドボードなどの支柱として

リージェンシースタイルで大流行しました。

 

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