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鏡の歴史・お手入れ方法

【鏡の歴史】

(ヨーロッパ)

ヨーロッパにおける鏡の起源は正確には明らかではありません。

金属器時代の初めにオリエント地域で製作が始められたとされています。

 

B.C.620~350年代の青銅製の手鏡(大英博物館所蔵)

現存する金属鏡で最も古いものは、

エジプトの第6王朝(紀元前2800年)の鏡があります。

金属種は、銅を主体とした合金で銅鏡と呼ばれています。現在の手鏡によく似た形をしています。

古代の鏡は黒曜石や金、銀、水晶、銅、青銅などの

原板を研磨して反射面としたもので、ほとんどが化粧用でした。

エジプトでは紀元前3000年ごろから、

女性はすでにアイシャドーやアイライン、頬(ほお)紅、

口紅などの化粧をしていました。

古王国時代の墳墓からも整った鏡が発掘され、

第11王朝の浮彫りには、柄鏡(えかがみ)を手にした王女が描かれています。
その多くは鏡面の丸い柄鏡で、板の部分は金属、

木、象牙(ぞうげ)などでつくられ、神像、人物像、動物、

パピルスやロータスなどのナイルの植物でかたどられています。

ローマ時代の鏡は豪華な装飾を施した鏡が多く、

壁画からも女性たちがそうした手鏡を用いたことが描かれています。
上流社会では銀製の鏡もみられるが、

これは容姿を映すという機能に加えて、

財産的価値も求められていたことを示すものでした。

紀元前490年から480年頃に制作

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術

(ルーヴル美術館所蔵)

 

中世に入ると鏡は小型に質素になり、同時に携帯に便利なものが現れ
ました。

鉄や銀の金属片を磨いたものを木や

象牙の小箱に収めたものや、

櫛(くし)の一部にはめ込んだものがあり、貴婦人に愛用されました。

中世から17、18世紀にかけては、

円筒鏡やピラミッド鏡が占い師や魔術師によって使われました。

鏡の歴史に革命をもたらしたのはガラス鏡です。

ルネサンス期にガラス製作の中心であったベネチアでは、

16世紀初め、円筒吹き法によって得た無色透明のガラスを切り開いて

鏡板用ガラスをつくり、このガラス板の背面に錫箔(すずはく)を張り付ける

鍍錫(としゃく)法が発明されました。

これが金属鏡にかわってヨーロッパ全土に普及し、

重い青銅製などの鏡は姿を消してゆきます。

当時、鏡は非常に高価で、王侯貴族の占有物でしたが、

17世紀に大型板ガラスが出現すると、

鏡は単なる化粧用としてだけでなく、室内装飾の重要な要素となります。

ルイ14世はベネチアから多数のガラス工を招き、

パリ郊外のサン・アントアーヌにガラス工場をつくり、

在来の円筒吹き法でなく、溶液を流し込む鋳造法による

平らな大型板ガラスの生産を可能にしました。

ベルサイユ宮殿の有名な「鏡の間」は、

長さ73メートルの廊下の壁面に400枚の鏡がはめ込まれています。

こうしてヨーロッパの宮殿や城館の舞踏室や書斎、

婦人の居室の内壁を鏡で張るようになってゆきました。

 

フランスの鏡は質量ともにイタリア製をしのぐに至り

ドイツやオーストリアでも鏡が生産されていきました。

16世紀以来ニュルンベルクの職人組合は豪華な

彫刻を施した鏡枠をつくりました。

18世紀中期にはババリア地方でも鏡の間が流行し、

高価な中国磁器やマイセン磁器を飾り、

それらが鏡に映し出される効果を楽しんとされています。

こうしたロココ様式の装飾美術の発達は、

家具としての鏡を再認識させ、

化粧机の鏡台やマンテル・ミラー、

衣装戸棚の扉に張る鏡がつくられ、優れた

家具工がこれらをデザインしました。

サイズ:幅68×高さ95(cm)
ブランド名:シリック/SILIK
原産国:イタリア

 

1835年にドイツのフォン・リービッヒが現在の製鏡技術のもととなる

硝酸銀溶液を用いてガラス面に銀を沈着させる方法(銀鏡反応)を開発し、

以来製鏡技術は品質、生産方法共に改良され続けてきました。

今日では鏡は、工場生産で大量生産もされ、

光沢の保護のための塗料や金属めっきにも改良が及び、

耐久性のある鏡が生産されています。

しかし、ガラスの裏面を銀めっきした鏡である点は19世紀以来、なんら変っていません。

 

【ミラーのお手入れ】

部屋に置いてある大きな全身鏡やメイク時に使う化粧台の鏡には、

ホコリや皮脂がつきやすいものです。

ホコリ汚れの場合には、まず水拭きをします。
布巾でも雑巾でも構いません。綺麗に仕上げるには、

その後、乾いた布で乾拭きすることをお忘れなく。
乾拭きすることで、水拭きでついた細かな糸くずなどを落とすことができます。

さらにグラスやお皿と同じように、ガラス製品である鏡は乾拭きすることで驚くほど美しく輝きます。

鏡を傷つけないためには、柔らかい布で力を入れすぎずに拭くことが大切です。
鏡は窓ガラスより汚れが目立つため、まめに拭くことをおすすめします。

それでも汚れが残る場合は、窓ガラスと同様に、

まず市販のガラスクリーナーや中性洗剤を使って下拭きをします。。
台所用合成洗剤(液性:中性)を薄めて、

柔らかい布などを使って洗い落としてください。

洗剤使用後は十分に水洗いを行い、乾いた布で水分を拭き取ります。

金属たわしなどでこすると、

表面にキズがつきますので、使用しないようにします。

タワシ、クレンザー、磨き粉等で拭きますとガラス表面に

キズがつきますので使用しないでください。

また、硬い物を当てないで下さい。

特に先が尖っているものはそれ程の衝撃がなくても、欠けなどを生じます。

 

熱湯、冷水をかけない
どちらも急激な温度変化により、割れを生じる場合があります。

 

鏡にも寿命があります。
鏡のどこかに黒いシミのようなものができているとしたら、

それは長年の使用による劣化の印で、専門用語ではシケと呼ばれます。

鏡はガラスの裏面に銀膜を塗布して作られているのですが、

その銀膜が化学変化を起こしてしまっているのです。

シケが現れたら、鏡の取り換え時です。新しい鏡に取り換えましょう。

 

メゾン・ド・マルシェ各店では様々なミラー(鏡)をご用意しています。

 

サイズ:W40×D3×H140
ブランド名:ロイヤルアーデン
原産国:イタリア
素材:天然木、ガラス

販売価格 ¥36,300 (税込)

 

 

サイズ:W21.5×D13×H3(cm)
ブランド名:ロイヤルアーデン

商品番号:25871/25856
原産国:中国
素材:樹脂

販売価格 ¥1,650 (税込)

 

サイズ:幅88×奥行6×高さ100(cm)
ブランド名:サルタレッリ/フローレンス/saltarelli/FLORENCE

商品番号:210-2062

原産国:イタリア
素材:中密度繊維板(MDF)

販売価格 ¥30,800 (税込)

 

サイズ:幅159×奥行5×高さ114(cm)
ブランド名:ジャンセン/jansen

商品番号:33749
原産国:インドネシア
素材:マホガニー材

販売価格 ¥168,300 (税込)

 

 

その他ミラーは《こちら》

 

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