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SILIK シリック

シリック(SILIK)は、1961年にイタリア北部コモ湖に近いCantu市(ミラノ地方)で創立された
クラシックな分野にてコレクションを提案し続ける装飾家具メーカーです。
創立当初からバロック、ロココを中心にヨーロッパ古典を忠実に再現して生産するとの名声を高め、
イタリアだけではなく世界を代表するクラシック家具を生み出し続け、今日ではミラノ・サローネでの展開にも意欲的です。
シリックの印象的なロココスタイルはエレガンスな雰囲気を醸し出し、細かな装飾技術は貴重な伝統工芸とも言えるほど。
ルイ15世朝の時代から女性を魅了してきたデザインは現在でもコアなファンを獲得しつつ、各国の王室や大使館などで使用されています。
ロココとは
18世紀、ルイ15世時代のフランス宮廷から始まり、ヨーロッパで流行した美術様式。
バロックに次ぎ新古典主義に先立つもので、建築・絵画・工芸・彫刻にいたるまで幅広く、
S字状曲線や異国趣味による優美さ・軽快さ・繊細さが特徴の装飾様式。
フランスのベルサイユがヨーロッパの芸術の中心になったのがバロック後期でしたが、
その後ルイ15世が王位につく頃から、ロココ様式という洗練された装飾様式も台頭してきます。
あらゆるインテリア装飾が最も自由にクリエイティブに、
そして高度な技術でつくられた、フランス宮廷文化最後の華々しい時代でもありました。
「ロココ」とはロカイユ(rocaille)に由来する言葉であり、
ロカイユは岩の意味で、洞窟(グロッタ)に見られる
バロック時代の庭園に造られた貝殻と岩を凝集させた装飾を施された岩組のことであった。
それが転じて、1730年代に流行していた、
貝殻の曲線を多用する繊細なインテリア装飾をロカイユ装飾(ロカイユ模様)と呼ぶようになった。
ロカイユ装飾は、イタリアの貝殻装飾に由来すると考えられているが、植物の葉のような複雑な曲線を用いた特有のものである(画像参照)。

優雅でエレガントな曲線を用いたリラックスしたデザイン
ルイ14世が主導した、ヴェルサイユ宮殿でのマナーや慣習、儀式に飽き飽きしていたルイ15世(在位1715~1774年)。
その治世になると時代の空気は少し変わり、デザインの分野でも規則正しいシンメトリックではなく、
より打ち解けた自由なスタイルが採用されるようになりました。王の威厳を象徴する華々しいモチーフも、もう少しリラックスした優雅でエレガントな曲線を描くデザインに変わっていったのです。
ロココのデザインは「S字形とC字形がポイント」といわれることがありますが、
ゆるやかなS字形は家具の足に、カールしたC字形はアカンサスの葉からイメージされた装飾の部分に、主に使われています。
女性的でやわらかな色づかい
バロック様式特有の、天使や植物や貝などのモチーフは引き続き使用され、同時にストライプや花柄など、女性的な可愛らしいデザインも流行します。黄金の輝きに負けじと華美な色が好まれたルイ14世の時代に比べ、色づかいはやわらかなパステル調へと変化し、シルクのテキスタイル産業の発展もあって、インテリア全般がソフトでフェミニンな印象になります。




巧みな技術を持つ熟練職人たちがロココ様式時代のモデルを研究し、
彼らの手によって「質」を重視したクラシック時代の素晴らしさが復元されております。
幅広いテイストを持つイタリアンファニチャーの中でもひときわ印象的なデザインで
存在感を示すシリックは古くから確固たる地位を築いています。優雅で豪華な最高級の家具は、
流行や時代に左右されることなく脈々と今の時代に引き継がれています。
日本を含め、世界的に著名人や文化人、セレブリティを中心に愛用されているクラシック家具です。
SILIKのアイテムはメゾンドマルシェ神戸本店、那須高原店、名古屋店にて展示販売中です。
ファブリックやフレーム、色や仕上げの加工を選んでのセミオーダーも可能です。
あなた好みのSILIKスタイルを手に入れてください。
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