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クラシック家具の華「バルボスレッグ」 ー優雅な脚がつくる上質インテリアの秘密ー

~目次~
1.はじめに バルボスレッグとは?
2.バルボスレッグの歴史と背景
3.バルボスレッグの主な種類と特徴
4.バルボスレッグを取り入れた家具で上質なインテリアを
5.まとめ クラシック家具の美しい脚「バルボスレッグ」を知って、理想のインテリアを

 

1.はじめに バルボスレッグとは?

クラシック家具を見ていると、つい目がいってしまう“脚のデザイン”ってありますよね。その中でも「バルボスレッグ」は、クラシックスタイル家具の優雅さをグッと引き立ててくれる存在なんです。

 

 

名前の「バルボス」とは、ふっくらと膨らんだ“ひょうたん”や“壺”のような形から来ています。太くて丸みを帯びたその脚は、見た目にもどこか柔らかく温かみを感じさせてくれます。まるで家具がちょっとおしゃれな靴を履いているかのようなイメージですね。この後は、そんなバルボスレッグの歴史や種類についても詳しくご紹介していきます。

 

 

♪♪♪♪♪「家具の脚が僧院の柱だったって、知ってました?」

バルボスレッグのルーツは、12〜15世紀イギリスの僧院に使われた柱の装飾。神聖なゴシック様式の膨らみある柱が、家具職人によって脚のデザインに転用されたそうです。その後、チューダー様式などを経て発展し、格式ある家具の象徴に。「家具の脚なのに、昔は神聖な柱だったなんて…ちょっとありがたい気がしますね(笑)」  ♪♪♪♪♪

2.バルボスレッグの歴史と背景

バルボスレッグって、ただの家具の脚じゃないんです。実は長い歴史の中で、クラシック家具の中核をなしてきたデザインなんですよ。

 

 

まず「バルボス」という名前ですが、これは建築用語の「バラスター(baluster)」から来ています。バラスターとは、階段の手すりやバルコニーの柵に使われる、細くて真ん中が膨らんだ柱のこと。これをそのまま家具の脚に応用したのが「バルボスレッグ」です。丸みのある膨らみが美しく、見た目にも触り心地にも上品な印象を与えます。

 

歴史をたどると、12〜15世紀のイギリス・チューダー様式期に起源を持ち、 バルボスレッグが広く使われ始めたのは16〜17世紀のイギリスで、特にエリザベス様式からジャコビアン様式にかけて、重厚で彫刻的なデザインが流行しました。家具の脚にバルボスレッグを取り入れることで、優雅さと重厚感が増し、王侯貴族の間で大人気になったんです。

 

ゴシック様式、チューダー様式について☛詳しくはこちらをcrick

英国家具の歴史について☛詳しくはこちらをcrick

 

 

また、同じ頃に「イギリスでは「クイーンアン様式」と呼ばれるクラシック家具が流行しましたが、この様式では猫脚(カブリオールレッグ)が主流となり、バルボスレッグは前時代のジャコビアン様式でよく使われました。イギリスの家具はフランスの家具よりも控えめで落ち着いた雰囲気が特徴で、ジャコビアン様式のバルボスレッグはその重厚さと威厳を際立たせる装飾として、王侯貴族の間で人気を集めました。

 

クイーンアン様式について☛詳しくはこちらをcrick

 

 

時代が進むとともに、バルボスレッグも変化を続けました。18世紀後半から19世紀にかけては、より細かい装飾が加えられたり、シンプルな形状にアレンジされたりと、時代のトレンドや使われる家具の種類に合わせて多様なバリエーションが生まれています。

 

実はこのデザイン、単なる美しさだけでなく、家具の耐久性や安定感を高める役割もあるんです。丸みのある膨らみが力を分散させるので、見た目以上に実用的な機能を持っています。

 

そんな歴史と機能性を兼ね備えたバルボスレッグは、今でもクラシックスタイル家具の象徴的な存在として愛され続けています。伝統を大切にしながら丁寧に作られた家具に、この美しいバルボスレッグが使われています。ぜひ実際に見て、触れて、その優雅さと歴史の深さを感じてみてくださいね。

 

 

3.バルボスレッグの主な種類と特徴

クラシック家具の脚には、実は色んなタイプがあって、それぞれに個性があるんです。ここでは代表的なバルボスレッグの種類をご紹介しますね。見た目の違いを楽しみながら、あなたのお気に入りを見つけてみてください。家具の表情をガラッと変える魔法のような存在です。

 

メロンバルブ(パイナップルレッグ)

少し個性的な「メロンバルブ」、別名「パイナップルレッグ」と呼ばれます。名前の通り、脚の中央部分がメロンやパイナップルの果実に似た模様で装飾されているのがポイント。華やかなデザインで、クラシック家具の中にちょっとしたアクセントを加えてくれます。見つけたらつい目がいってしまう、印象的な脚です。

 

花瓶型

その名の通り、花瓶のようにしなやかで優雅な曲線を描く形状が特徴です。細長くすっと伸びているのに、中央にふくらみがあり、全体のフォルムに柔らかさと気品が感じられます。クラシック家具の中でも特に女性らしい優雅さを演出する脚として人気です。

 

 

4.バルボスレッグを取り入れた家具で上質なインテリアを

バルボスレッグの脚を持つ家具は、ただの家具以上の存在感があります。優雅な曲線と美しいフォルムが、空間に自然と上品さと風格をもたらしてくれるんです。クラシックスタイルのインテリアに欠かせない「格」をぐっと引き上げてくれる、そんな魔法のような力を持っています。

メゾン・ド・マルシェでは、このバルボスレッグを採用したチェストやテーブル、チェアなど、クラシック家具の魅力を存分に味わえるアイテムを豊富にご用意しています。どれも輸入家具ならではの細部にまでこだわった美しい仕上がりで、インテリア全体を格上げしてくれますよ。

 

例えば、リビングにバルボスレッグのコンソールテーブルを置けば、ただの収納家具が優雅なアクセントに変身。玄関や廊下のちょっとしたスペースも、まるでサロンの一角のような洗練された空間に早変わりします。また、ダイニングチェアやコーヒーテーブルに取り入れれば、日常の暮らしにさりげない贅沢感をプラスできるのも魅力です。

 

5.まとめ クラシック家具の美しい脚「バルボスレッグ」を知って、理想のインテリアを

今回はクラシック家具の脚デザインの中でも、とくに優雅で存在感のある「バルボスレッグ」についてご紹介しました。歴史や種類、その特徴を知ることで、ただの家具以上の魅力を感じていただけたのではないでしょうか。

バルボスレッグは、クラシックスタイルの家具に上品さと風格をプラスしてくれる、まさに空間を格上げするポイント。どんなお部屋にも自然になじみつつ、クラシカルで温かみのある雰囲気を演出してくれます。

 

メゾン・ド・マルシェでは、そんなバルボスレッグを取り入れた家具を多数取り扱っています。気になる方はぜひ一度、お店に足を運んで実際に手に取ってみてください。スタッフ一同、あなたの理想のインテリアづくりを全力でサポートしますので、お気軽にご相談くださいね。

 

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