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“ねじれ”に宿る格式美 -ツイストレッグで彩る上質な空間-

~目次~
1.ツイストの美しさに惹かれて — ツイストレッグとは
2.ツイストレッグの歴史 — バロックから現代まで
3.ツイストレッグの種類と違いを知る
4.ツイストレッグ家具を暮らしに取り入れるには
5.まとめ — ツイストレッグがもたらす格調と華やぎ

 

1.ツイストの美しさに惹かれて — ツイストレッグとは

クラシック家具の脚に目を向けたとき、ぐるりとねじれた独特のデザインに目を奪われたことはありませんか?

それがまさに「ツイストレッグ」。   名前の通り、脚部がらせん状にねじられた装飾的なデザインで、クラシック家具を象徴する意匠のひとつです。

 

ツイストレッグの特徴は、なんといってもその立体的でリズミカルなフォルム。

木材を丁寧に削り出して作られるこの脚は、光の当たり方によって表情が変わり、陰影の美しさまで楽しめるのが魅力です。職人の技術が光る部分でもあり、家具の格をぐっと高めてくれます。

 

このツイストレッグ、なぜクラシック家具によく使われているのでしょうか? それは、歴史あるヨーロッパの様式美に根ざしたデザインだからです。特に17〜18世紀のバロックやジャコビアン様式など、華やかさや威厳を重んじた時代に好まれ、王侯貴族の邸宅を彩ってきました。その印象が現代にも息づいており、「上質で本格的なクラシック家具」といえば、ツイスト脚を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

 

 

また、ツイストレッグは家具全体の印象を引き締めたり、逆に柔らかく優雅に見せたりと、インテリアの雰囲気づくりにも一役買ってくれます。直線的な空間にアクセントを加えたいとき、空間にクラシックな気品を添えたいとき、ツイスト脚のある家具をひとつ加えるだけで、ぐっと洗練された印象に

メゾン・ド・マルシェでも、この美しいツイストレッグを取り入れた家具を多数取り扱っています。次章では、この魅力的なデザインがどのように生まれ、どんな歴史をたどってきたのかをご紹介していきます。

 

バロック様式について詳しくはこちらをクリック

ジャコビアン様式について詳しくはこちらをクリック

 

 

 

 

♪♪♪♪♪家具の脚、まさかのスイーツから着想!?
あなたが座っている椅子の脚、もしそれがねじねじと螺旋状に加工された「ツイストレッグ」なら、実はある甘〜いお菓子がヒントになっているって知っていましたか?
正式名称は「バーリー・シュガー・ツイストレッグ」。そう、「バーリー・シュガー」、つまり大麦で作られた飴のことなんです!17世紀のヨーロッパで大流行したこのデザインは、職人がねじり飴の形にインスピレーションを得て、木材を器用にねじって作り出したと言われています。
家具の脚が、まさかお菓子の「ねじり飴」から生まれるなんて、ちょっと面白い話ですよね。♪♪♪♪

2.ツイストレッグの歴史 — バロックから現代まで

ツイストレッグの魅力は、その美しさだけではありません。実はこのデザイン、ヨーロッパのクラシック家具の歴史を語るうえで欠かせない存在なんです。

 

ツイストレッグが登場したのは、17世紀のヨーロッパ。当時は「バロック様式」と呼ばれる、豪華で重厚なデザインが流行していました。建築や絵画と同じように、家具にも華やかさと迫力が求められていた時代です。そんな中で、家具の脚部にも動きのある装飾が施されるようになり、ねじれた形のツイストレッグが生まれました。

 

特にこのデザインが好まれたのは、イギリス。17世紀後半の「ジャコビアン様式」「ウィリアム&メアリー様式」の家具には、ツイストレッグが多く見られます。丁寧に彫り込まれたその脚は、王侯貴族の邸宅や格式ある邸宅にふさわしい、気品あるアクセントとして大活躍していました。

 

ウィリアム&メアリー様式について詳しくはこちらをClick

 

その後、時代が変わり、家具のデザインもシンプル化していく中で、ツイストレッグは一時的に姿を消します。しかし19世紀のヴィクトリア時代、過去の装飾様式が再評価される「リバイバル・スタイル」の流れの中で、ツイストレッグも見事に復活。英国アンティーク家具では、再び脚光を浴びることとなります。

 

今でも、イギリスのアンティーク家具といえば、ツイストレッグを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか? オーク材のどっしりとしたチェアやサイドテーブルに施されたツイスト脚は、見た目の美しさはもちろん、歴史と格式を感じさせるディテールとして、多くのファンを魅了し続けています。

 

そして現代。インテリアにクラシックな雰囲気を取り入れたいとき、このツイストレッグが再び注目されているんです。どこか懐かしく、でも新鮮。そんな不思議な魅力を持つデザインとして、いま改めてその価値が見直されています。

 

次の章では、そんなツイストレッグの「種類」について、詳しくご紹介していきます。ひとくちに“ツイスト”といっても、実は奥深い世界があるんですよ。

 

 

3.ツイストレッグの種類と違いを知る

一言で「ツイストレッグ」と言っても、実はそのデザインにはいくつかのバリエーションがあるのをご存じですか?
クラシック家具の奥深さは、こうした細かなディテールの違いにも表れています。

ここでは、代表的な5つのツイストレッグをご紹介。あなたの好みに合った“ねじれ”が見つかるかもしれません。

 

ダブルツイスト:重厚で高級感のあるデザイン

まずは「ダブルツイスト」。その名の通り、2本のらせんが絡み合うようにデザインされた、かなり手の込んだスタイルです。
見た目の存在感は抜群で、どっしりとしたテーブルや大ぶりなチェアに多く使われています。装飾性が高く、クラシックな雰囲気をとことん楽しみたい方にはぴったり。空間に高級感と格式をプラスしてくれます。

 

ツイストターン:繊細なねじれが魅力

「ツイストターン」は、比較的スリムで繊細なねじれが特徴。
同じ“ツイスト”でも、こちらはやや控えめで優雅な印象です。脚の細いチェアや、エレガントなサイドテーブルによく使われており、女性らしい柔らかさを感じさせるデザインです。圧迫感を与えたくない空間に、そっとクラシックのスパイスを加えたいときにぴったりです。

 

バーリーシュガー・ターン:お菓子のような優美な曲線

可愛らしい名前の「バーリーシュガー・ターン」は、お菓子の「バーリーシュガー(麦芽糖キャンディー)」に形が似ていることから名づけられました。
やや太めで、くるんとした丸みのあるツイストが特徴的。温かみがあり、どこか愛らしい雰囲気が漂います。アンティーク家具の中でも特にイギリス系のものに多く見られ、見ているだけで心が和むようなデザインです。

 

バーリー・ツイスト:英国伝統のクラシックデザイン

先ほどのバーリーシュガー・ターンと似ていますが、「バーリー・ツイスト」はもう少しフォーマルな印象。
17世紀のイギリスで流行し、現在でも英国アンティーク家具の代表的な脚デザインのひとつです。均整の取れたツイストは、重厚感とクラシックな美しさを兼ね備え、空間に伝統的な風格を与えてくれます。

 

プレイン・ツイスト:シンプルでエレガントな印象

最後は「プレイン・ツイスト」。こちらは過度な装飾を抑えた、比較的シンプルなツイストデザインです。
クラシックの雰囲気はしっかりありながら、モダンな空間にもすっとなじみやすいのが魅力。過剰にならず、でも個性はある——そんな絶妙なバランスが人気の秘密です。

 

 

ひとくちに“ツイストレッグ”といっても、表情の違いはこんなにも豊か。選ぶデザインによって、家具の雰囲気も、空間の印象もがらりと変わります。

次章では、この記事のまとめとして、ツイストレッグの魅力と選び方のポイントをあらためてご紹介します。お気に入りの「ねじれ」を、ぜひあなたのお部屋にも取り入れてみませんか?

 

 

4.ツイストレッグ家具を暮らしに取り入れるには

ツイストレッグの家具、見れば見るほど魅力的。でも「実際のお部屋にどうやって取り入れればいいの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここでは、ツイスト脚を取り入れたチェアやテーブルの使い方や、クラシックスタイルのお部屋づくりのコツをご紹介します。

 

-ツイスト脚のチェアやテーブルで、空間にアクセントを-

ツイストレッグ家具の良さは、なんといっても“脚”の美しさ。だからこそ、あえて脚がしっかり見えるレイアウトやコーディネートがおすすめです。

 

たとえば、ダイニングテーブルの脚にツイストレッグを選べば、食卓が一気にクラシックで上品な雰囲気に。
無垢材のテーブルとの組み合わせなら、温かみもプラスされて家族団らんの時間がさらに豊かになります。

 

また、ツイスト脚のチェアは、1脚だけをアクセントとして使うのもおしゃれ。玄関に置いて靴を履くときの椅子にしたり、ドレッサーの椅子として使っても素敵です。控えめながらもしっかり主張してくれる、そんな存在感があります。

 

-クラシックスタイルのお部屋におすすめの取り入れ方-

「クラシック」と聞くと、敷居が高く感じるかもしれませんが、実はポイントさえ押さえれば気軽に取り入れられるんです。
まずは、1点だけ“クラシック”なアイテムを主役にしてみましょう。たとえば、ツイスト脚のコンソールテーブルを玄関やリビングに置くだけで、空間がぐっと洗練された印象になります。

さらに、周囲の小物にアンティーク調の照明や真鍮のフォトフレーム、花柄のファブリックなどを合わせれば、自然と統一感のあるクラシックスタイルが完成します。

ポイント!は、“全部クラシック”にしすぎないこと。現代的なアイテムとミックスすることで、ほどよく抜け感のある、大人のインテリアが楽しめますよ。
ツイストレッグ家具は、ただの“装飾”ではありません。日々の暮らしに、ちょっとした美しさや歴史の重みを添えてくれる、そんな存在です。

 

 

5.まとめ — ツイストレッグがもたらす格調と華やぎ

クラシック家具の脚って、ただ支えるだけじゃないんです。その一本一本に、時代を超えて受け継がれてきた“美意識”が込められています。中でもツイストレッグは、その美しさと存在感で、空間にさりげない格調と華やぎをもたらしてくれる特別なデザイン。

 

「家具の脚なんて、今まで気にしたことなかったな」という方も、ツイストレッグの魅力を知ることで、きっと家具選びがもっと楽しくなるはずです。ねじれのデザイン一つひとつに個性があり、それを見つける楽しみは、まるでアンティークの宝探しのよう。

私たち**Maison de Marché(メゾン・ド・マルシェ)**では、そんなツイストレッグの魅力が詰まったクラシック家具を数多く取りそろえています。写真で見るだけでは伝わらない、木のぬくもりや彫刻の繊細さ、ツイストの陰影美…。ぜひ店頭で、実際に見て、触れて、その魅力を感じてみてください。

時を重ねるほどに愛おしくなるクラシック家具との出会いが、あなたの暮らしに彩りを添えてくれますように。

 

 

 

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