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真鍮の魅力
真鍮の特徴
真鍮とは、銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金のことであり、特に亜鉛が20%以上のものを指します。
それぞれの割合や与える熱によって色が変わるため、あらゆる色が存在します。
亜鉛の含有量によって名称も変わり丹銅(亜鉛5~20%未満)・七三黄銅(亜鉛30%)・六四黄銅(亜鉛40%)と呼ばれ、
亜鉛の含有量が少ないと赤味が強く軟らかく、亜鉛の含有量の多いと金色に近く硬いという特徴があります。
身近なところでは5円玉に使用されていたり、サックスやトランペットという管楽器に使われており、
「ブラス」という名前を聞いた方も多いのではないでしょうか。
さらに熱を加えることにより柔軟性が高くなることや、切削などの加工も行いやすく通常時では強度もあり扱いやすいことから
取っ手金具のような家具パーツから壁掛け用のフックなどにもよく用いられています。
なお、ゴールドのように輝く姿が印象的な真鍮ですが、皮脂や空気に反応して酸化し長年使っていくとくすんでしまったり、
水分がつくことにより緑青という青錆びが生まれることもあります。
次項ではそんな真鍮のお手入れ方法などをご紹介していきたいと思います。
お手入れの方法
①真鍮磨き用クロスで磨く
最近では真鍮用の研磨クロスが販売されており、普段のお手入れやうっすらとくすみが出た場合に
艶を出すために使用されたりする方も多くいらっしゃいます。
②専用の研磨剤で磨く
真鍮には真鍮磨き用のクリームや液体などの研磨剤が販売されており、それらを使って研磨する方法もあります。
作業としてはこれらを布に付け磨くだけですが上でご紹介したクロスでは取り切れなかったくすみや青錆びなどにも効果が期待出来ます。
最後に新しい布で研磨剤を拭き取ります。
③重曹を使って磨く
いろいろなものの掃除によく名前が出てくる重曹がくすみを取るのにも使えます。
重曹と水を2:1で混ぜ合わせたものを布や指で擦り込むようにして磨きます。
凹凸のある部分には綿棒や歯ブラシを使うのも良いですが、傷が付かないように優しく磨いてください。
最後に磨き終わったら水で流し、乾いた布で水分をよく拭き取ります。
注意点
薬品や灯油を含んだ研磨剤等を使用する作業もありますので十分に換気をし、必ず手袋などを着けて行ってください。
メゾン・ド・マルシェ各店では真鍮を使った製品を数多く取り扱っておりますので、ぜひ一度ご来店くださいませ。