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マヨルカ焼き 傘立て

『イタリア製 マヨリカ焼き傘立て』

マヨリカ焼きの陶器傘立ては、イタリアの熟練職人がハンドメイドで1つ1つ丁寧に仕上げております。
低温で焼成されたテラコッタ(素焼き)に、ハンドペイントで柄を描きイタリア特有の明るい色合いでカラフルに色付けされていきます。
デザインは幅広く、定番のお花柄やレモンやブドウ等の果物柄やオリエンタルな柄、
作られる地域の特色の柄などが描かれます。
仕上げは、全体に艶のあるコーティングが施されています。

―マヨリカ焼きとは?―

ルネサンス期に発祥したイタリアの錫釉(すずゆう)陶器で、
白地に鮮やかな彩色を施し、歴史上の光景や伝説的光景を描いたデザインのものが多いとされています。

マヨルカ焼き、マジョルカ焼き、マジョリカ焼きとも言われます。

◆鳥をイスラム風に描いた皿◆(オルヴィエート産 / 1270年-1330年頃 / ヴィクトリア&アルバート博物館)

マヨリカ焼きはもともと、イスラム圏で作られていた1000年以上もの歴史のある陶器で、
イスラム勢力の拡大とともにスペインに渡り、そこで焼成された陶器が、マヨルカ島を経由してシチリア島(イタリア)へ渡って来ました。

マヨルカ島

名前の由来は諸説ありますが、交易の中間地点であったマヨルカ島から名前を取った説と、
スペイン語の 「obra de Malaga(マラガから輸入された食器)」を語源とする説があります。

13世紀後半頃からイタリア中部で本格的に生産が開始され、
15世紀にはイタリアのマヨリカ焼きが完成度の面で頂点に達し、
16世紀には名のある陶工も何人か登場しましたが、18世紀になるとマヨリカ焼きは次第に
少なくなってきますが、今でも「デルータ」や「モンテルーポ」といった街で生産され、世界的に販売されています。

【モンテルーポのマヨリカ焼き 傘立て】

イタリア中部のトスカーナ地方は古くから陶器で知られています。
特に名産地「モンテルーポ」は歴史が古く、1400年代頃にはフィレンツェの上流階級の人々が
「モンテルーポ」で作られたマヨリカ焼きのテーブルウェアを愛用し、時の権力者であったメディチ家をはじめ、
ストロッツィやプッチなど、ルネッサンス時代の豪族たちが競って、
名産地「モンテルーポ」のマヨリカ焼を贈答品として重用していたほどの逸品でした。


(モンテルーポ陶磁器博物館貯蔵1509年モンテルーポ作のマヨリカ焼き)

また、食器だけではなく、メディチ家が居城の改築時、「モンテルーポ」に床用タイルを注文したことも記録に残っています。
現代でも主要産業数多くの工房が作品を制作しており、陶芸美術館や陶芸教室まであり地域の主要産業となっています。
伝統的な花柄やフルーツ柄等、明るい色合いで可愛く美しいデザインが多く、玄関を華やかにしてくれます。

 

【デルータのマヨリカ焼き 傘立て】

https://visitderuta.com/

イタリアの中部、ウンブリア州屈指のマヨリカ焼きの街、デルータ(deruta)は、ローマとフィレンツェのちょうど真ん中くらいに位置しており、主にルネッサンス以降のマヨリカ焼き(錫釉陶器)の主要な生産地として知られています。
その歴史は中世にまで遡り、もっとも古い資料には13世紀に生産されたとの記録が残っています。

デルータ産の現代のタイル

デルータの特徴的な地元のモチーフは、ラファエロの壁画に触発されたデザインが多いと言われ、青と黄色、オレンジがとっても鮮やかで美しいのが特徴です。
デルータには現在でも200以上の陶磁器の工房があり、地域の中心地としても機能しています。

デルータ傘立て

『ポルトガル製 傘立て』

リスボンの北アルコバッサはユネスコ(UNESCO)によって世界遺産に登録されているアルコバッサ修道院があり、
大変質の高いクリスタルガラスや焼き物、陶磁器の産地で有名な地域で制作されています。
アルコバッサ地方で作られる陶器の美しさは、通常よりもやや低温で焼き上げたことによる色彩の特徴的な鮮やかさで、
この土地の土だから可能である比較的薄めの仕上がりによる繊細さなどからくるものです。
勿論一つ一つ職人がハンドメイドで仕上げていき、アルコバッサ特有の絵付けはポルトガルでも貴重で、
アズレージョと呼ばれる5世紀もの間生産され続けるタイルと同じように
ポルトガル文化の典型的な要素を沢山盛り込んだデザインとなっています。

その他にもたくさんの傘立てをご用意致しております。
この機会に是非メゾン・ド・マルシェ各店に足をお運びくださいませ。

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