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【チェコ製】Tom Bohemia Crystal トム・ボヘミア・クリスタル
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トム・ボヘミア・クリスタルは1931年に設立され、
職人たちの熟練の技に守られた高い品質と、様々な芸術の要素を取り入れたデザイン性などが、その長い歴史の中で広まっていきました。
ボヘミアにおけるガラス工芸の歴史
ボヘミア(現在のチェコスロバキア共和国西部および中部辺り一帯)は、その緑豊かな自然環境から、
ガラスの原料となる珪石やるつぼ用の耐火粘土、窯の燃料に使う木々に恵まれていました。
「ボヘミアガラス」の「ボヘミア」とはその一帯の歴史的地理呼称のひとつですが、
ボヘミアガラスの起源はボヘミア地方ではなく、モラビア王国という場所で作られたガラスが起源とされています。
モラビア王国を建国したとされるスラヴ人がガラス製の装身具を作り出しており、
この時からすでに高いガラス加工技術を持っていたことがわかります。
モラビア王国は王位継承など内部問題により衰退し、11世紀前半にはプラハを中心としたボヘミア王国に編入され、
その際ガラス工芸の技術もボヘミア王国に受け継がれます。
12世紀のボヘミアでは、大聖堂で使用されるステンドグラスや丸窓のガラスが作られていましたが、
その後13世紀頃からヴェネチアングラスを手本としてガラスが製造されるようになり
吹きガラスによって作られるガラスの器が、大衆の人々の家庭でも多く使われ受け入れられることとなり、ガラス産業は最盛期を迎ます。
さらに勢いをつけたのは16世紀ごろ、宝石を愛好していた当時神聖ローマ帝国の皇帝であったルドルフ2世(1552-1612)の時代に、
水晶のような硬い透明ガラスが生まれ、プラハの宝石カッティング職人によって、
銅やブロンズ製の回転砥石で宝石をカットする技術をガラスに応用したことで、
美しいカットが施された現在のボヘミアガラスの形が出来上がりました。
その後も様々な有色ガラスの開発などの発展を続け、
ボヘミアガラスは世界中で高い評価を受ける最高級ガラスとして認知されるようになりました。
芸術品ともいえるそのガラス作品のひとつひとつに、何世紀にも渡る長い歴史が刻み込まれています。
神戸本店にて多数展示販売中のトム・ボヘミア・クリスタルの商品の中から、スタンドランプ、テーブルランプをご紹介致します。
カットガラス紋様に屈折する虹色の輝きと、ベースに施された花紋様も堪能下さい。
Tom Bohemia スタンドランプ Ⅳ
200-2903
サイズ:W17×H59 cm 重量:3.0kg
¥88,000-(税込み)
※神戸本店にて展示販売中
Tom Bohemia テーブルランプ クリアゴールド
サイズ : W31×H58 cm 重量:9.0kg
神戸本店ではこの他にも、シャンデリアやクリスタルタンブラー、香水瓶などトムボヘミアの商品を多数展示致しております。
長い歴史を持つボヘミアガラスの魅力をぜひご自身の目で感じてみてはいかがでしょうか。