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本場英国製ソファ「本革チェスターフィールド」
総革張りの鋲飾り・ボタン留めソファの総称で、
イギリス発祥の伝統的なソファです。
重厚でどっしりとした品格漂う佇まいで、
使用されている本革は、
使い込んでいくにしたがってやわらかく育ち、
色つやも何ともいえない
味わい深いものになるのも魅力です。
当店にて取り扱い中の
チェスターフィールドソファは、
本場イギリスにて製造されており、
使われているボタンや鋲にもひとつひとつこだわり、
心を込めて熟練の職人が
ハンドメイドにて製作しています。
― チェスターフィールド の名前の由来 ―
チェスターフィールドの名前は、
“英国紳士のシンボル”と呼ばれ、
ダンディズムの象徴にもなっている、
イギリスの第6代目
フィリップ・チェスターフィールド伯爵に由来します。
イギリスの第6代目フィリップ・チェスターフィールド伯爵
正確な由来については、
伯爵がこのソファを“愛用していたため” 、
”考案したため” など
さまざまな説がありますが、
イギリス伝統のスタイルである
チェスターフィールドソファは、
世界中で長い間愛されています。
《日常のお手入れ》
・ やわらかい布でホコリを取り除いてください。
《毎週1度のお手入れ》
・暖かい水をやわらかい布につけよく絞り、
軽く表面を拭き(アニリンレザーは除く)
毛先の柔らかいブラシでブラッシングをしてください。
《毎月1度のお手入れ》
・ レザー表面の乾燥やひび割れを防ぐため、
そのレザーの種類にあった専用のクリーナーと
プロテクト剤(クリーム)をレザーに施してください。
本革ソファ専用のケアキットは、
各店舗・オンラインショップにて取り扱い中です。
― 皮の加工 -
皮がなめし工場に運ばれ、
最初に行われる動物の皮の加工は、
毛と肉を落とすことです。伝統的な方法として、
オークなどの木材の上に皮をひろげ、
ナイフなどで削り取る方法
「ビームハウス工程」がありますが、
現在では、安定性とスピードのために
機械による加工が施されます。
―石灰漬け ―
皮が腐らないようにしたり、
毛やたんぱく質、不純物などを溶かし、
洗い流すために、大きなドラムに
皮と石灰を入れて回します。
さらにこの石灰を洗い流すことで、
酵素などにより細かいたんぱく質を取り除かれます。
― ウェットブルー -
クロム液に着けた後の、染色をしていない状態の皮革(ウェットブルー)
次にクロムの液体に漬け、皮の中まで浸透させます。
クロムの液体に漬けることで「ウェットブルー」と
呼ばれる色が薄い青の状態になります。
ウェットブルーになることで、長い保存が可能となり、
この段階でプロの目によって品質の査定が行われ、
査定をパスした革は薄くスライスされます。
その後、各種加脂剤や特殊な溶剤をまぜて
再度なめしや染めをおこないます。
そして色が決まり、
風合いのあるなめらかな革が出来上がります。
― 仕上げ -
革の表面などを仕上げる最後の段階。
革の中まで色素が染みているので、
その表面を加工していきます。
その革にあった特殊な表面仕上げ加工をし、
再度乾燥させて革を仕上げます。
革をドラムで回す、叩くなどの加工をして、
革をより柔らかいものにする場合もあります。
その後アイロンかけの工程を経て、出荷されます。
― 特徴的なフレームの組み立て ―
高品質の無垢のブナ材を使い、
湾曲のないまっすぐなものだけが使われる
特徴的なフレーム。
すべてのパーツは一つ一つ職人が手作りで仕上げます。
さらに耐久性を上げるために、
職人が、ダボ、ビス、角あてなどを使用して
組み立てていきます。
その後、ゆがみや曲がりなどないか綿密な検査をし、
パスしたものだけが次の磨き職人に手渡されます。
― 木部の塗装仕上げ ―
最初の仕上げである木部の塗装。
ソファが出来上がった際、
むき出しになる木部(脚など)がある場合、
その部分の塗装が行われます。
何層かの塗膜を手作業で行い、乾燥させます。
48時間程かけて完全に塗装が固めます。
モデルにもよりますが、革の張り込みには
通常3日を費やします。
最初に、レザーの在庫から
このモデルや使う場所にあった革を選び、
型紙をあて、各パーツになるよう革をカット。
そして、それらを張り込みの職人に渡し、
ひとつひとつのパーツをボディに取り付けていきます。
― 最後の仕上げ ―
ボタンの取り付け、
鋲打ちなどで仕上げていきます。
鋲はすべて単独の鋲で連結鋲は使わず、
300から多いものでは
1200個もの鋲を一つ一つを、
手で打ち込みます。
チェスターフィールドソファは、
メゾン・ド・マルシェ各店にて展示がございますので、
ぜひご来店頂き、実物を御覧くださいませ。