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アンティークリプロダクション British Old Times
16~17世紀にイギリスで流行したデザインをベースに、
1900年代に当時の住宅事情に合わせ
コンパクトにリサイズした家具を現在の技術で作成しているシリーズとなります。
オーク材のどっしりとした重厚感、
日本の住宅にも合いやすい色合いやサイズ、
使いこむほどに深い味わいが魅力です。
伝統的なイギリスのスタイルとして
現在でも大人気のシリーズの中から特に有名な家具やデザインを紹介します。
《ゴシック様式》
ゴシック様式とは、12世紀中頃から16世紀までフランスのパリを
中心にヨーロッパ全体で流行したキリスト教的な文化の影響を受けた
建築・美術・家具の様式のことをいいます。
ゴシック様式の代表的な建築物である、
フランスパリやアミアンのノートルダム大聖堂、
イギリスのウェストミンスターミラノ大聖堂、
イタリアのミラノ大聖堂など主に
キリスト教の建築を中心に発展したといわれています。
ゴシック様式の家具の特徴は建築と同じく、
垂直に強調したシンメトリーなデザインが主流。
装飾には、透かし彫りや、リネンフォールドなどが使われています。
この当時の家具は富の象徴とされ、
権力を強調するような重厚感のあるスタイルのものが流行っていました。
「リネンフォールド(linenfold)とは」
リネン(linen)=シーツやタオル類
フォールド(fold)=折り重ねる、折りたたむ
リネンを折りたたみ重ねたようなデザインのことを言います。
ゴシック様式の頃からヨーロッパの家具や壁面の鏡板部分などに
使われてきた代表的な模様のひとつで、アンティーク家具においては
ワードローブや、ブランケットボックスなどの木製扉の面積が多い
家具に使用される事が多いようです。
比較的に簡単に加工ができながら、
その美しい仕上がりにイギリスでは
現代作られている家具にもこの技法が使われています。
【ワイドシェルフ】
W158/D45/H175cm
¥253,000-(税込み)
【ライティングビューロ】
W75×D48×H95cm
¥163,350-(税込)
《チューダー様式》
イギリスのチューダー朝時代の15世紀末頃から
17世紀初頭までの建築、美術、家具の様式のことを指します。
後期ゴシック様式からルネサンス様式への移行期の様式です。
特にドイツ及びイタリアから導入されたルネサンスの影響が見られます。
オーク材で作られ重厚感ある垂直様式に、
中央集権化が進み国力が充実したことから装飾的傾向が強くなり、
チューダーアーチ、アカンサス、チューダーローズといったモチーフが代表的だと言われています。
「アカンサス装飾とは」
アカンサスとは、地中海沿岸が原産の多年草のことで、
日本ではハアザミと呼ばれる花の一種です。
葉を表す装飾の中でも、非常に一般的なものです。
「芸術」「技巧」「建築」などの花言葉がついています。
装飾に使われるのは、花の部分ではなく葉の部分で
深く入ったギザギザの切り込みが特徴的です。
始まりは、紀元前5世紀。古代ギリシャ時代に
アカンサスの模様が使われたことが始まりと言われています。
「ハイバックキャビネット」
幅80cm奥行40cm高さ175cm
¥173,800-(税込み)
「カップボード」
300-6280
W153×D48×H197㎝
¥264,000-(税込)
《エリザベス様式》
エリザベス1世の治世(1558-1603)の様式。
特徴は、ルネサンスとゴシックが混ざって誕生した
チューダースタイルの流れを引き継ぎ、造形的にはゴシックスタイルで、
細部はルネサンス的な優雅な装飾が施されたものになります。
重厚なスタイルで、家具は子孫に残す財産と考えられ、
豪華な彫刻や飾り柱が施されたバルボスレッグ等が
エリザベススタイルのトレードマークともなっています。
材料はオーク材が好んで使われました。
「バルボスレッグとは」
球根のように膨らんだ形をしている装飾のことを言います
始まりは古く、誕生したのは12~15世紀頃のチューダー様式とされ
イギリスのゴシック様式の僧院の柱に使われていた
球根のような形のデザインからイメージされたと言われています、