TOPICS
バカラ ― Baccarat ―
Baccarat(バカラ)について
バカラ (Baccarat)は、フランスのクリスタルのラグジュアリーブランド。
30%の酸化鉛を含むクリスタルガラス製品を製造するメーカーとして世界的に有名で、
商品はテーブルウェア(各種グラス・デキャンタ等)はもちろん、アクセサリー・花瓶・香水瓶・シャンデリアなどに及びます。
時には噴水を作ったこともあったそうです。
フランス東部のロレーヌ地方にある小さな村バカラ。
1764年にルイ15世の認可を受けてクリスタルガラス
の製造を始め、1823年のパリ国民博覧会では、
その高い透明度と巧みなカット技術に人々の評判が
集まり、金賞を受賞しました。以来、ルイ15世を
はじめとする多くの王侯貴族に愛用され、
その名は不動のものとなりました。
バカラの職人たちは、250年以上もの間、
完璧さを追求し、その類まれな才能と情熱によって、
物質を憧れの対象に変容させてきました。
職人が技術を習得して、彫刻のように無限な、
クリスタルの性質を操れるようになるには、
15年間かかると言われています。今日バカラは、
フランスのどのラグジュアリーグランドより
も多くの「M.O.F.(フランス最優秀職人)」
の称号を得た、最高の職人たちを輩出しています。
バカラ (Baccarat)は、フランスのクリスタルの
ラグジュアリーブランド。16区イエナ大通り界隈
エタ=ジュニ広場にあるバカラの美術館や
ブティック、レストランバー等が併設されている
バカラ・メゾン・パリの他、パリ8区の
フォーブール=サントノレ通り本店等の
店舗があります。
30%の酸化鉛を含むクリスタルガラス製品を
製造するメーカーとして、世界的に有名で、
製品は日本・アメリカをはじめ世界中で
販売されています。製造された商品のうち
消費者の手に渡るのは6~7割。残りは
品質基準の高さゆえに破棄されてしまいます。
ルイ18世を皮切りにフランス王室はもちろん、
イギリス王室・ロシア皇室などのヨーロッパの
王室はもちろん、モロッコ王室・タイ王室、
さらに日本の皇室までも、バカラを注文しています。
特に1921年、当時皇太子であった昭和天皇は、
旅行でパリのバカラショップを訪れています。
[歴史]
1764年 フランス王ルイ15世により、ロレーヌ地方のバカラ村にガラス工場設立が許可される。
1816年 初めてクリスタルガラスを製造
1841年 現在まで続く「アルクール」シリーズが誕生する。
1896年 ロシア皇帝ニコライ2世から特別注文を受けて、ウォッカ用グラスを含む豪華なグラスセットを納入する。
1948年 米国支社をニューヨークに設立する。
1964年 創設200年を記念した展覧会が、ルーブルで開催される。
1979年 現在まで続く「マッセナ」シリーズが誕生する。
2003年 「メゾン・バカラ」が移転開館。
バカラの製品は神戸本店にて展示販売中です。