こんにちは。今日の那須高原は晴れていましたが、強い風が一日中吹いていてお店のドアも開けにくいほどでした。
そんな日に入荷してきたのは、真っ赤な大きなロボット型のポスト型郵便受け（下のドアを開けると置配もできます）。

人の背丈ほどもあるこちらのポスト型郵便受けは存在感も抜群です。郵便屋さんも迷わずお届けしてくださりそうですね。

しっかり土台の四隅を固定できますので、ご安心ください。

気になりまして、ポストの歴史を調べました。
日本で郵便制度が始まった明治4(1871)年に、日本で最初のポストが誕生。

脚付の台に四角い箱をのせた木製ポストは、書状(手紙)を集める箱であることから「書状集め箱」と呼ばれ、郵便の開業を知らせる「太政官布告」、郵便の利用方法を知らせる「書状を出す人の心得」、あて地別の郵便料金と届くまでの時間を知らせる「各地時間賃銭表」が付けられていたそうです。

書状集め箱は、東京に12カ所、京都に5カ所、大阪に8カ所、そして3都市を結ぶ東海道の宿場62カ所に設置。明治5(1872)年になると郵便が全国に実施されたため、郵便局(当時は郵便取扱所)の数もぐんと増え、それにあわせてたくさんのポストが必要になり、そこで、杉板を四角い柱のように組み合わせ、かどに鉄板を張って黒いペンキを塗った「黒塗柱箱」(黒ポスト)が作られました。
その後、明治34(1901)年に火事に強い鉄製の赤色丸型ポストが考案されると「赤くて丸い」ポストの時代が始まりです。

この時、ポストを「赤色」に塗ったのはポストの位置をわかりやすくするためでした。また、かどを丸くして通行のじゃまにならないようにしました。

昭和12(1937)年に日中戦争が始まり戦時体制下に入ると、物資対策のため、鉄製の郵便ポストのかわりにコンクリートや陶器など、代用の資材を用いたポストが出現しましたが、昭和20(1945)年に終戦をむかえ、再び鉄製ポストが使用されました。
昭和24(1949)年の郵便差出箱1号(丸型)を最後に丸い形のポストは終わり、それ以降は大量の郵便物の差し出しや取り集め作業のスピードアップに対応し角型に仕様が変化。

このような歴史をしると、大切な人に手紙を書いてみたくなりますね。ロボット型郵便受けを見にぜひ那須高原へお出かけください。