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マイセン天才的造形家作品コレクターH様 《 那須高原店 》
こんにちは。那須高原店 増田です。
今日は、マイセン磁器人形のコレクターH様のご自宅をご紹介いたします。
H様は大きなご自宅に磁器人形を飾る専用のお部屋をいくつもご用意され、弊店の家具サルタレッリのショーケース、ジャンセンのテーブルなどお人形用にご購入いただいています。
今回ご紹介するのはほんの一部のコレクションですが、ぜひご覧ください。
マイセン磁器。その発祥は、はるか18世紀初頭にさかのぼります。
当時のヨーロッパ王侯貴族は、東方からもたらされる磁器の白い輝きと華やかな絵付に強い憧れをもっていました。ザクセン選帝侯、アウグスト強王もそのひとり。錬金術師、ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーに命じ、厳しい監視のもとで、磁器製法を研究させました。試行錯誤の末、ベトガーは1709年ついにその技法を解明し、ヨーロッパ初の硬質白磁が誕生したのです。
300年前、ヨーロッパで初めて硬質磁器を生みだしたドイツの名窯「マイセン」。 その繁栄の歴史は、時代の流れや、磁器に果てしない情熱を傾けた人々を抜きにして語ることはできません。 17世紀、ヨーロッパでは中国の磁器や日本の伊万里などが盛んにもてはやされていました。 純白で薄く、硬く艶やかな硬質磁器はヨーロッパでは未だにつくりだすことのできないものであり、列国の王侯貴族、事業家たちはやっきになって製法を見つけようとしていました。 なかでもドイツのザクセン選帝侯、アウグスト強王は東洋磁器の屈指の蒐集家であり、アウグスト軍に属する兵士600人とプロイセンの王が所有していた中国の壷151個を交換したという逸話も伝わっています。 強王は、蒐集した磁器で城館を飾っただけでなく、錬金術師、ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーを監禁して磁器製造の秘法を研究させました。 艱難辛苦の末、ベトガーは1708年、ようやく磁器に近いものを作り上げ、1709年には白磁製法を解明、1710年、ついにヨーロッパ初の硬質磁器窯「マイセン」が誕生しました。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
先日はH様のコレクション、マイセン磁器人形を目の前で拝見し、その美しさに圧倒されました。
歴史ある名窯の力を見せつけられた思いです。
また折を見て他のお人形のお写真もご紹介いたしますのでぜひお楽しみにお待ちください。
メゾン・ド・マルシェ那須高原店の
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